五輪書 火の巻 景気を知るといふ事
戦いについて
火は風によって大きくも小さくもなり、変化が激しくきわだったものである
○景気を知るといふ事
敵のながれをわきまへ、相手の人柄を見うけ、人のつよきよわき所を見つけ、敵の気色にちがう事をしかけ、敵のめりかりを知り、其間の拍子をよくしりて、先をしかくる所肝要也。
物毎の景気といふ事は、我智力つよければ、必ずみゆる所也。
兵法自由の身になりては、敵の心をよくはかりて勝つ道多かるべき事也。
工夫有るべし。
兵法三十五箇条にもあり
其場の景気、其敵の景気、浮沈、浅深、強弱の景気、能々見知べき者也。
格闘技においても重要である。
場を読み、有利な場所に行き、相手を不利な場所に追うように
敵のリズム、強弱、スピード、くせ、
相手がスタミナがなくなってきているか、効いてるか、また全盛期か衰退期か等体調を察知する重要性。
色々な事においても人にも景気はある。
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