五輪書 火の巻 鼠頭牛首(そとうごしゅ)といふ事
戦いについて
火は風によって大きくも小さくもなり、変化が激しくきわだったものである
○鼠頭牛首(そとうごしゅ)といふ事
敵と戦のうちに、互いにこまかなる所を思ひ合て、もつるる心になる時、兵法の道をつねに鼠頭牛首そとうごしゅとおもひて、いかにもこまかなるうちに、俄に大きなる心にして、大小にかはる事、兵法一つの心だて也。
格闘技においても重要である。
戦いにおいて互いに細かいところばかり気をとられて、もつれ合うような状況になった時、兵法の道をねずみの頭から、牛の首を思うように、細かな心遣いからたちまち大きな心にかわって、局面の転換をはかることは、兵法の一つの心がけである。
ねずみの細心さと牛の大胆さを兼ね備える
綿密な分析と大胆な攻撃
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