五輪書 火の巻 移らかすといふ事
戦いについて
火は風によって大きくも小さくもなり、変化が激しくきわだったものである
○移らかすといふ事
物毎にあるもの也
或いはねむりなどもうつり、或いはあくびなどのうつるもの也
時のうつるもあり。
敵うはきにして、ことをいそぐ心のみゆる時は、少しもそれにかまはざるようにして、いかにもゆるりとなりてみすれば、敵も我事に受けて、気ざしたる物の也。
其うつりたるとおもふ時、我方より空の心にして、はやくつよくしかけて、かつ利を得るもの也。
格闘技においても重要である。
敵が落ちつきなく、急いでる感じで速いステップの時なども、こちらはゆったりとかまえゆっくりしたようにみせ、相手がこっちのリズムに引きこまれたらこちらも急に速くしたりリズムを変え、攻める。
逆にうつらかせられないように注意しなければいけない。
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